細くて軟らかい内視鏡を鼻から挿入し、食道・胃・十二指腸を調べる検査です。
- 口から入れる内視鏡と違い、吐き気をほとんど感じません。
- 鼻腔に液状ゲルによる麻酔を行いますので、鼻を通るときの痛みもほとんどありません。
鼻からの胃カメラは、口からの胃カメラだけでなく胃透視(バリウム検査)よりも受容性の高い検査です。
検診センターでも胃透視から経鼻内視鏡を胃検診に用いている施設が増えています。
内視鏡専門医(日本内視鏡学会)が行います。
細くて軟らかい内視鏡を鼻から挿入し、食道・胃・十二指腸を調べる検査です。
鼻からの胃カメラは、口からの胃カメラだけでなく胃透視(バリウム検査)よりも受容性の高い検査です。
検診センターでも胃透視から経鼻内視鏡を胃検診に用いている施設が増えています。
食道 | 逆流性食道炎、食道がん、食道静脈瘤など |
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胃 | 胃潰瘍、胃がん、胃ポリープなど |
十二指腸 | 十二指腸潰瘍、十二指腸ポリープなど |
受付・問診 | 来院時、受付に「経鼻内視鏡検査・予約票」をお出し下さい。 | |
前処置 | 1.消泡剤を飲みます。 胃の中をきれいにします。 ▼ 2.鼻鏡で左右の選択をします。 個人の鼻腔の大きさには左右差があります。 麻酔の過剰投与を避けるため、 鼻鏡で内視鏡を挿入する鼻の左右を選択をします。 ▼ 3.鼻腔に血管収縮剤をスプレーします。 鼻の粘膜の血管・粘膜を収縮させ、鼻腔を広げます。 ▼ 4.鼻腔の麻酔を行います。 液状ゲルを鼻にいれますので痛くありません。 ▼ |
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内視鏡挿入 | 5.鼻から内視鏡を挿入し、十分に観察します。 検査は5~10分程度です。 ▼ |
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検査後 | 6.検査結果や治療についての話を聞きます。 すぐに帰宅できます。 |
ヘリコバクター・ピロリという菌で人の胃粘膜に生息します。
若い方の感染は10~20%と少ないですが、40才以上では30~50%の方が感染しています。特に高齢者の感染率が高く、60才以上では80%の方が感染しています。(小児期に経口感染し持続感染します。高齢者に感染率が高いのは、その方々の小児期の衛生環境が悪かったことによると考えられています。)
このような背景からピロリ菌感染者に対する内服薬による除菌療法が、①胃・十二指腸潰瘍、②胃カメラで萎縮性胃炎と診断された方に保険適用となっています。
(胃の検査を胃カメラで受け、同時に採血でピロリ菌の検査を受けると良いでしょう。)
大腸の長さは約1.5メートルにも及びます。
AI診断を活用しながら、その長い臓器のわずかな異常を見落とさずに、治療へとつなげます。
大腸ポリープを瞬時に検出し、報知音とともにモニターに表示します。 |
検出された大腸ポリープは、切除が必要な腫瘍性か、切除の必要のない非腫瘍性かをリアルタイムに判定します。 |